Astral Destiny八進法リバーブとは?
takahiro tozawa
英語でアストラルデスティニー関係のものを見ると、”An Octal Octave Reverberation Odyssey”なる言葉を見る事が有ると思います。日本語に訳すと”八進法オクターブリバーブの放浪の旅”とでも言うんでしょうか?私Takaは翻訳が本業じゃないので、小説や映画、ドラマのセリフの様な気の利いたオシャレなコピーが出てきません(”放浪の旅”ってコピーを使う自体が昭和すぎますよね)。八進法とは何か?こちらのリンクからどうぞ!イキナリのギブアップですが(笑)、いやいやこんなの学校で習いましたっけ?私は学生時代(高卒です)、音楽と機材、そして食べる事にしか興味が無くほとんど勉強してないので、こちらは分かる人にまかせますね。それにアーティストなら固い事を言わないで「この言葉を見て”8つのモードと各オクターブ、モジュレーションとストレッチ機能のピッチベンドでEQDの宇宙観に導いてくれるリバーブ”位の想像力が無いとね」と自分の学の無さをアーティスティックな感覚とすり替えちゃいます。
こちらのデモはもうご覧になりましたか?おかげさまでEQDの本国アメリカでは当社の歴史上一番のスタートを切れた新作ペダルになりました!インスタやYouTubeでも数々の素晴らしいデモがたくさん上がっておりますのでそちらも要チェック!。
簡単な操作で様々な宇宙の飽和感を演出できるこのペダル。私個人で一番気に入っている部分は”Stretch機能”だと思います。 曲のテンポやフレーズの長さを考慮して、Stretchスイッチを長押しした際のピッチベンドの長さを調節してみてください。リバーブを(各モードチェックしてみてくださいね。オクターブ上とShimmerももちろん良いですが、オクターブ下が足されるリバーブなんて滅多い見ないですよね?しかもそれをStretchした際はピッチがさらに落ちるのでサブオクターブのリバーブとなります!)こんなにもリズミックに、それでいて音楽的にシューゲーザー感をここまで表現できるリバーブは最高だと思います。これでメシが何杯も食えるじゃないですが、これだけでも凄い数のフレーズが生まれると思います。特定の楽器に有るあの”弾かされる”感ですね。ピッチベンドのアップとダウンを効果的に使用してフレーズにアクセントを付けましょう。フレーズの雰囲気に合わせてピッチベンドで緩急を付けるのがコツです。
そしてもっとクリエイティブになりたければ間違いなく見逃してはいけない機能!エクスプレッションペダル入力ですね。なんとこちらはCV(コントロールボルテージ。CVのレンジは0から3.3Vまで)での使用も可能で外部からシーケンサー等を使ってかなり細かいコントロールをリアルタイムで行えます。打ち込みなんかをバンドで使ってる人や、ループを積み重ねて曲を構成していく奏法にもってこいです!
下のデモビデオの部分ではエクスプレッションペダルがDepthをコントロールしており、フレーズの雰囲気に合わせてピッチベンドで緩急を付けるのがコツです。
外部からコントロールできるのはLength、Depth、Rate、Tone、Mixなので柔軟に、そして直感的に外部からリアルタイムでコントロール可能です。各コントロールへのアサインの仕方も非常に簡単で、ライブやレコーディング中でもその場で直ぐに変更可能です。コンパクトペダルでこれができるのがとても良い所で、メニュー操作や小さいディスプレイを見なくても必要な事に直ぐ対応できる。現役のアーティストとしてもバリバリ活動していて(もちろんコロナ禍前ですね…早くライブが再開されるのが待ちきれません!)ペダルに関してはライブ感覚をいつも重視しているデザイナーのジェイミーの意向が反映されています。ライブ感覚といえばPresetモードとLiveモードの行き来も簡単に行えますので、曲に合わせたセッティングを8つまで保存できるので、こちらも実際の演奏の際に役に立つでしょう。
どこから手を付けて良いか分からないなら、まずは8つのPresetを一つずついじっていき、そこからお気に入りの音色を作って保存。各モードでそれを繰り返せば、Liveモードでも直感的に素早くアストラルデスティニーのリバーブを楽しんでもらえます!
ぶっちゃけに言うと”普通”に使う様なリバーブでは無いと思いますが、それを逆手に取ると大体の人はアンプにリバーブが付いていたり、何かしらのリバーブペダルを持っている方々が殆どだと思います。それなら新しい音楽の道をこの「EQDの宇宙観に導いてくれるリバーブ」と切り開くってのは良いじゃないですか!
Taka Tozawa アースクエイカーデバイセスのカタログ、説明書、SNSやビデオ等の翻訳を行っている。アメリカ、サンフランシスコ在住。ヒップホッププロデューサーDan the Automatorのツアーギターリストでビンテージ機材が大好物。