Brain DeadのKyle Ng(カイル•イン)のアート、エフェクター、そしてコラボのインタビュー
takahiro tozawa
Brain Dead(ブレイン•デッド)はアーティストのKyle Ng(カイル•イン)と彼のパートナーEd Davis(エド•デイビス)が始め、アメリカのロサンジェルスを拠点にカウンターカルチャーライフスタイルのストリートウェアやコラボアイテムを製作しています。
サンフランシスコのベイエリア出身のNgが2014年にブランドをスタートし、彼は長きに渡りサブカルチャーやカウンターカルチャーのアートの熱心なコレクターでもあります。80年代の奇抜なホラーから怪獣映画のポスターや世界中のグラフィティ、スケーターアートやカードゲーム、Tシャツやアルバムアート、コミックやDIYパンクやハードコアのライブのポスター等。メインストリームと対峙するユニークなビジュアルの物に彼は引き込まれます。ビジュアル的にとても目を引くスエットシャツに加えて、Brain Deadは世界中の様々なアーティストや会社、ブランドとのコラボを楽しんでおり、新しくてユニークな方法でサブカルチャーと人々との繋がりを服を着る楽しみから作り出します。
Brain Deadは私たちEarthQuaker Devicesとタッグを組んで今までEQDのラインアップで存在しなかったデザインのペダルを発表します。鮮やかな緑がベースのサイケデリックなイメージをまとい、音、視覚、思考、そして音楽の力を表現したGhost Echoリバーブです。
Kyle NgがこのブログでBrain Deadとしての気質、彼の作品の製作方法やインスピレーションを含め、なぜGhost Echoリバーブが気に入っているのかを話してくれました。
EQD: Brain Deadはユニークなコラボレーションを得意としてます。コラボする時に考える部分はどこでしょうか?アーティストやバンドと違って会社と絡む魅力は?何か特別な見た目の良さやクールな部分、社会的にどう見られているかを考慮するんでしょうか?
Kyle Ng: それらの全ては考えますよ。コラボレーションを考える時は自分たちのライフスタイルに忠実かどうかを。自分達の考えや情熱を同じ様に持っている人々や会社達と仕事をしたいので。
EQD: あなたがギターリストとして、そして沢山居るであろうミュージシャンの友達として沢山のペダルボードを見ていると思います。どうしてペダル会社がコラボの相手として魅力的に映ったんですが?ペダルサイズの小さい”キャンバス”でノブまで付いている物のデザインは大変でしたか?
Kyle Ng: ギター屋さんに行くたびにアースクエイカーのデザインを気に入ってたんですよ。今まで見た事の有るペダル達で一番美しい物です。Ghost Echoの音が凄く気に入ってたので、このペダルを作ると決定しました。
EQD: Brain DeadのGhost Echoは見た目的にインパクトを与える物で幻覚的でもあって、EQDのいつもの見た目とは間違いなく違います。このペダルの全体のデザインはどこから影響を受けたのですか?
Kyle Ng: 私たちはノイズってのは常に自然に産まれているものだと考えてます。サイケデリックなものとか幻覚というのはドラッグを摂取するって事じゃないんですよ。どちらかというと自然と調和する感覚の事で。私は実際ストレートエッジですが、音楽自体が幻覚を見れるようなドラッグだとは感じてますので。
EQD: 製品のデザインをする段階で、コラボする人や特定の製品の要素、構成などを取り入れたりはしますか?特定の社会問題などに繋がって無い物なら、製品はあなたの創造性を自由に表現する真っさらなキャンバスということでしょうか?
Kyle Ng: 間違いなくコラボする人達や製品の事は考えます。コラボするどちら側の人間も自然な気持ちで行えるのが大事です。
EQD: Brain Deadはコミュニティーに焦点を合わせたチャリティーを沢山行ってきました。あなたのアートやグラフィックに対する取り組み方はただ単に見た目がクールな物を作るのとは違いますか?ビジュアルにはいつも何かメッセージが含まれているのでしょうか?
Kyle Ng: ビジュアルにはいつも少なからずブランドの精神が含まれています。それが私たちのDNAに流れている美学ですし、メッセージの伝え方の一つだと考えています。
EQD: あなたのデザインはストリートやスケートグッズのカルチャーが深く元となっています。個人的に気に入っている年代やスタイル、アーティスであなたがサブカルチャーを大好きな理由になっているものは?
Kyle Ng: 90年代が私のお気に入りなのは確かです。いろんな素晴らしい物事が混ざり合って来た時でした。70年代と80年代に沢山のサブカルチャーが生まれて来て、90年代はそれが全て一点に集結した時代でした。