Board to Death : Pallbearer’s Brett Campbell & Devin Holt
takahiro tozawa
“ライブ関係のペダルは、一番便利なのを選ぶ様にしてる”ブレット・キャンベル – Pallbearer
アーカンソー州出身のスラッジフロントマン、キャンベルの理想のギタートーンは彼のパワフルなボーカルと一緒で、“ヘビーで暖かく、それでいてクリアー”です。
彼のあの特徴の有る音を得るには、かなり落としたチューニング、A-E-A-D-F#-Bに対応できる機材が彼には必要です。“Hoof(フゥフ)はファズなのにコントロールし易い”。複雑なパワーコード等を1弦1弦クリアーに出す為に必要な音の分離の良さを通常は我慢しなければいけない所を、Hoofの“Shift”ノブを使って“Tone”でコントロールできる帯域の中域の出方をコントロールできるので、ブレットが必要なバンドのダウンチューニングのアレンジメントに合う様な低音部の重さを完全にコントロール出来てます。
未だ現在のメタルバンドに使われている“カリフォルニア・スマイル”スタイルの中音を極端に削ったトーンが多い中で、キャンベル達の様に中域を出してバンドのオケの中でのクリアーな“アッパーミッドレンジ“をArrows(アロウズ)プリアンプで出しているのを聴くのは新鮮です。そこからさらに音の作り込みをTone Job(トーンジョブ)のアクティブイコライザーで行い、Avalanche Run(アバランチラン)とLevitation(レヴィテーション)であの不吉な予感をさせる様なクリーントーンの雰囲気を醸し出しています。
ギターのデヴィン・ホルトのペダルボードはモジュレーション系が多くなっていますが、クリーントーンが必要な時にはthe Wardenを使用して少しばかりトーンを滑らかにしています。以前彼は“コンプは今まで一度も使った事が無いんだ”と言ってましたが“特にクリーンな所にはウォーデンが大好きなんだ。素晴らしいよ”