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Chelsea

Chelsea

Low End Fuzz Driver

軽いオーバードライブからクリアながらも激しくグラインドする歪みがこのたった3つのノブから生まれます。ToneのOn/Offスイッチは回路上からToneコントロールを取り除く事ができ、中域をさらに強力に押し出す音作りのオプションを提供します。ToneスイッチをOffにして簡素な回路から生まれる歪みを楽しむも良し、Onの状態では低音を沢山含みナチュラルなミッドスクープとなるフルボディーな歪みを。Sustainを上げて地響きを起こすベースラインやリードを。そしてToneはEQの幅の広いレスポンスで、アグレッシブな高音から激しく響く低音まで効果を発揮します。このペダルの可変幅は奥深く様々な音楽やアイデアを貴方と共有してくれるはずです。


 
 

ストーリー

ペダルの人生ってのは色々有るわけで。古いパーツの数値は変わるし、トランジスターが悪くなったりと。飽きられても新しいオーナーの所に迎えられる幸せなペダルもあれば、そのまま忘れ去られてどこかに置きっぱなしだったり。壊れたペダルを直して使かう人達はオリジナルの状態をキープしたい人も居れば、手持ちのパーツやその時々に入手が可能なパーツで修理をして音が取り敢えず出れば良いなーと思う人も。このChelsea(チェルシー)の元となったファズペダルはそんなこんなでLCD SoundsystemのJames Murphyの手に渡り最終的な居場所を見つけたはずです。

彼のこのペダルは本当に特別な何かを持っている個体です。ヘビーだけどヘビー過ぎず、クリーンだけどクリーン過ぎない。シンプルなコントロールの中でも広範囲に音作りをカバーして沢山の楽器にも対応する個体です。必要であればクリアに聞かせたい演奏もカバーし、その逆に激しいカオスな音色が必要ならそれもこなせます。ペダルが元々持っていたあの時代のクラシックなファズのキャラクターはそのままに、年月と共に変わっていった音色がその特別な何かを生み出し、その個体のみが持ち得るキャラクターとなりました。

貴方がどこかでこのペダルの音を聞いた事があるんじゃないかな?と思います。LCD Soundsystemのベースの音として様々なレコーディングで採用され、バンドと共に世界中をツアーしました。世界でたった一つの特別な個体です。テープで補強されながらも使い続けられ、到底使えそうな見た目でもないのに常にバンドにあのベース音を提供し続けました。古いしすぐ壊れるし。これでしか出せない音だから使い続けたいんだけど、古いからもうリタイアさせてあげたいと。そこでEQDの登場です。現代の音楽活動の中でしっかりと仕事ができ、全く同じ音を再現するペダルを作って欲しいと連絡が来ました。簡単な仕事では無かったですが、最後の最後まで諦めず追い込んだペダルがChelsea(チェルシー)です。

名前は1989年にチェルシーの元となったペダルを購入した時のギターショップの名前から付けられ、ペダルが持っている特異な音はそのままにEQDのフォーマットに落とし込みました。もちろんEQDの地元、オハイオ州のアクロンの自社工場で製造の全ての工程を当社の社員が行いました。


コントロール

 
 

SUSTAIN: 歪みの量の設定。

TONE: EQの設定。時計回りで高音域をブーストし、反時計回りでは低音をブーストしながら高音域を抑えます。

TONE ON/OFF: Tone回路をバイパスする事が可能で、中音域に特徴を生む音作りが可能になります。

LEVEL: 出力の設定。


ギターサンプル

 

ベースサンプル



Tech Specs


寸法 121 x 64 x 57 (mm)


消費電流 10 mA


入力インピーダンス : 50 kOhm


出力インピーダンス : <10 kOhm


スイッチ

電子リレー方式のトゥルーバイパスを採用していますので、電源無しでは音は出力されません。


電源

この製品は9V、ACアダプターで2.1mmのセンターマイナスのアダプターで使用できます。デイジーチェインやトランス方式でないパワーアダプター等の使用ではノイズが乗る事が有りますので当社では推奨しておりません。また故障の原因になりますので9Vを超える電源は使用しないでください!